佐同教とは、部落差別をはじめとするさまざまな人権課題を克服していくために、１９７０年に佐賀県教育委員会主導でつくられた研究団体です。正式名称は「佐賀県人権･同和教育研究協議会」です。

現在、佐賀県内の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の全教職員が会員となり、学校教育部門の研究・実践を行っています。また、佐賀県内の２０市町の社会教育担当者で、社会教育部門の研究・実践も行っています。これまでの同和教育実践を土台として、国の「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」、文部科学省の「人権教育の指導方法等の在り方について（とりまとめ）」、佐賀県の「佐賀県人権教育・啓発基本方針」に基づき、その具現化をめざして研究をすすめています。

佐同教の研究テーマは、「誰もが生まれてきてよかったと思える社会の実現」です。子どもたちや保護者、地域のみなさんの笑顔を増やしていくために、学校・行政・地域・市民団体（ＣＳＯ）・企業のみなさんと連携・協働して研究テーマの具現化をめざしていきたいと考えています。